独立行政法人 農業者年金基金

全国農業委員会女性協議会 横田友会長

西理事長との対談から。役職は対談を行った令和2年3月時点のもの

全国農業委員会女性協議会 横田友会長
よこた とも
昭和29年東京都生まれ。埼玉県秩父市農業委員会会長職務代理、同県女性農業委員協議会会長に加え、平成31年1月より全国農業委員会女性協議会会長。農業経営は、田36アール、畑20アール。漬物や総菜加工も行う。令和2年3月より農業者年金広域協力推進員に就任。

① 加入推進のきっかけは農業委員から


理事長
まずは、これまでどのように農業者年金に関わって来られたか、お聞きしたいと思います。

横田会長
私は、もともと東京の生まれで、実家も農家だった訳ではありません。夫も都内でサラリーマンをしていましたから、最初は農業とは縁遠い生活をしていました。年金も夫の厚生年金の扶養に入っていましたので、当時、年金のことは、あまり深く考えていませんでしたね。しかし、子育てが落ち着いた頃に夫の実家がある秩父市に移り住んで、農業を継いだことで、農業が身近な存在になりました。
平成17年からは、女性として初めて秩父市の農業委員に選任され、農業者年金の加入推進に関わるようになりました。また、令和2年7月には、古民家をリフォームして民泊と農家レストランをオープンする予定で、若い農業者をはじめ、地域の方が集える場所として、漬物や総菜といった郷土の味や文化も次世代に伝承し、地域の発展に繋げていきたいと考えています。


② 終身年金であるという「安心」と「柔軟さ」が農業者年金の強み


理事長
横田さんは、秩父市で農業経営の傍ら、農業委員としても活動されているのですね。そうした中で、農業者年金を地域の農家のみなさんに推進する際には、どんなところを強調されていますか?

横田会長
一番は、「終身年金」であるという点です。私がいる農業委員会は、農業委員の大半が年金を受給する年齢か、保険料を支払い終わって年金が支給されるのを待っている方ばかりです。そうした方々からお話を聞くと「年金は、もらうようになって初めてその有り難みがわかる」、「苦労してでも、若いうちから入っておけば良かった」と言う方ばかりです。人は年を重ねると何が起こるかわかりません。私自身も昨年、体調を崩したことがありましたが、その時思ったのは、万が一の備えは、「自分のためでもあり、家族のためでもある」ということでした。そうした意味でも、一生涯受け取れる農業者年金は、とても大きな「安心」に繋がると思います。

理事長
なるほど。ご自身やご家族の「安心」に繋がると言っていただけるのは、私たちにとっても非常に嬉しいことです。また、それを実感していらっしゃる方から加入推進をしていただけると、説得力もありますね。

横田会長
私には、90歳を超える義母がいますが、万が一のことがあって施設に入ることになれば、月に最低十数万円はかかります。それを自分の事に置き換えると、将来、自分の子供たちにそうした負担をさせることになったら…。そう思うと、とても心苦しいです。そうした意味でも年金は大きな存在だと思いますね。

理事長
私のところも、まさに母がそういう状況なので、「子供たちに負担をかけたくない」と思う気持ちはよくわかります。ご本人だけでなく、ご家族の立場から見ても、農業者年金にご加入いただくことがいかに大切なことか。それがよくわかるエピソードでしたね。その他には、何か魅力に感じる点はありますか?

横田会長
保険料の額(月額2万円~6万7千円)が自由に決められる点もメリットとして大きいと思います。特に新規就農したばかりの若者は、農業経営をしていくのに精一杯ですし、収入も不安定です。そういう状況でいくら「将来のために年金を」と言っても現実的ではありません。だからこそ、若いうちは保険料を低くする。経営が苦しくなったら少し休んで、ゆとりができたらまた入る。そうした選択が「柔軟」にできることは、加入者にとってメリットになると思います。「苦しいときは誰にでもある。でも、できることを今からやることが大切だよ。」-。特に、若い人たちにはそんな風に言って、諭しています(笑)。


③ 家族を巻き込んだ加入推進が理解を深める


理事長
さて、ここからは、農業者年金の加入推進について、少し詳しくお聞きしたいと思います。さきほど、地域の農家に農業者年金を勧める際には、①終身年金であること、②保険料の額が自由に決められること。この2つを特に強調されているというお話でした。こうしたメリットを地域の若い農業者や女性の方々に広めていただくにあたって、どんな活動をされていますか?

横田会長
私が農業者年金のお話をするときには、必ず、そのご家族にもお話をさせていただくようにしています。新規就農された方に奥さんがいればご夫婦で。女性の方にはご主人だけでなく、そのご両親にもというように、ご本人だけでなく、そのご家族も巻き込んで話をするようにしています。こうすることで、家族みんなの問題だという意識が芽生えます。
また、女性は家族の中でどうしても後回しになりがちです。そこに私たちのような農業委員が入っていくことで、加入が進むこともあると思っています。

西理事長
やはり、加入の決め手は「ご家族の勧め」と言うことなのでしょうね。

横田会長
そうだと思います。私も息子がいますが、今はサラリーマンをしています。ゆくゆくは、農業を継いでくれると思っていますが、その時には、家族の理解で農業者年金に加入させたいと思っています。

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